ワキガを自覚する年齢は人によってまったく異なりますが、早い子だと小学生ぐらい気がつくそうです。一般的にはニオイが強くなる中高生ぐらいで気がつくことが多いようですね。
家族や友人の指摘によって気づく、気づかされることも多いです。
ワキガを自覚していない人も多い
意外にも、まったく気がつかないままという人が多いのも事実です。ワキガじゃない人からすると、あれだけ強烈なニオイがするのにどうしても自分で気がつかないのか不思議と思うかもしれません。
しかし、人間の嗅覚には慣れというものがあります。
例えば家にも各家庭ごとに独特のニオイがありますが、その家に住んでいる人は分からないことがありますよね。これと同じで、自分の体臭も24時間365日嗅ぎ続けているせいで鈍感になってしまい、ワキガになっても気がつかないこともあるのです。
私はワキガですが、他の人のワキガの臭いはよくわかります(笑)
ワキガを自覚する必要性
周りの人はワキガに気がついたとしても、それをどうやって伝えればいいのか分かりません。まさかダイレクトに臭いとも言えないですから、結局避けるしかなくなってしまいますし、中にはワキガだということを言いふらす人もいるかもしれません…。
勘が良い人だと、避けられていることを感じて自分のワキガを疑うこともあるかもしれませんが、それも確実ではありません。いずれにしても、ワキガは必ず自覚できることはないので、もし子供がワキガだったら親がケアをしてあげる必要があります。
自分の子供がワキガだったら
ここで難しいのが、ワキガを自覚していない子供に、どのようにケアを実践してもらうかです。小学生ぐらいならアポクリン汗腺もまだそこまで大きくなっていないので、デオドラント剤などのケアアイテムでニオイをカバーできます。
しかし思春期になると、アポクリン汗腺が急激に発達するのでニオイも強くなっていきます。すると家だけで行うケアでは消臭効果が長続きしないので、学校でも自分でケアをしなくてはいけません。
自覚している子供なら率先して制汗シートやデオドラント剤でケアをしますが、自覚していなければ面倒と言われてしまうこともあるでしょう。
親としては、ワキガのことを伝えた方が良いのか、傷つけたくないから言わない方が良いのか迷ってしまうところですね。これは正解がないので何とも言えませんが、もしあまりにもニオイが強ければ、しっかり対策をしておかないと学校の友達に気づかれる可能性があります。
嫌な思いをするのは本人ですから、ケアをきちんと実践してもらうためにも、ある程度ニオイがあることは伝えた方が良いかもしれません。
経験者としては友達に気づかれる前に、家族でなんとか対策を考えてもらいたいですね。友達にクサイと思われてたと思うと大人になった今でもツラいです・・・。
自覚するまで待ってあげるのもいいですが、ワキガはいつ自覚するとはっきり決まっていないので、早めに話をしてみて下さい。